シンシア
仕事熱心で、ルールを重んじる性格。一飜市に引越ししてきたのも、「シンシア」という芸名でモデルデビューしたのも、病床にある養母により良い治療を受けてもらうため。普段は真面目だが、身内の前ではルーズな一面を見せることも。
Profile
Skins
シンシアの初期衣装
シンシアと契約を結んだ時に入手できる着せ替え衣装
「湯治旅の酒宴」にて購入できる、温泉テーマの着せ替え衣装
Emotes
Bond Requirements
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プレゼント・普通
カメラのピントが合ってないと、いくら構図が完璧でも、いい写真は撮れないわよ。
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プレゼント・好み
プレゼントありがとう。今この瞬間、どの方向から見ても、あなたがベストアングルを撮っているように見えるわ。
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絆レベルアップ5
日記を書くのって面白いと思う。過去は捨ててもいいけど、忘れるべきじゃないのよね。今日読み返して気づいたの。私が少しでも長く覚えていたいような瞬間に、あなたがいる回数が増えてるって。
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絆レベルアップ1
私は服を着替えるたびに、違う役柄を演じるの。それが私の毎日だから、私服に着替えて化粧を落とすと、やっぱり少し孤独を感じるわ。でも……あなたが隣にいる時は、そんなこともない……かもね。
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絆レベルアップ2
今日時間ある?一緒にママのお見舞いに来てくれない?友達を連れて行けばすごく喜んでもらえると思うの。あなたを選んだ理由?……社長の手下を連れて行って、「同僚」って言ってごまかせって言うの?嫌ならバイト代ぐらい出すから……いらない?まあ……好きにしていいわ。
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絆レベルアップ3
はいこれ、あなたが予約したぶんの写真集。アシスタントが発送手続きをしてる時に、たまたま住所が見えたから、直接持ってきてあげたの。そんなことより、こんな物買う必要なんてさらっさら無いでしょ。だってほら、本人が目の前に立ってるのよ?どう、その目で見て満足しちゃった?
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絆レベルアップ4
売れっ子モデルのほぼ全員が、バックに黙々と支えてくれるパトロンをつけてるのよ。え、あなたがなってくれるって?バカね、可愛いこと言うじゃない。でもまずは、自分自身を養えるようになってね。
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隐藏语音 - 新年
あけましておめでとう!今日は完全にオフだから、二人きりの時間を過ごせるわ。もちろん、今回はママに言われたからじゃないわよ。別にお正月が特別な日だなんて思わないけど……やっぱり、あなたと過ごしたいなって。
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隐藏语音 - 情人节
チョコですって?こんな100グラム約600キロカロリーもある高カロリーな食べ物を私に?……ちょっと、どこに持っていくのよ。別に嫌だとは言ってないでしょ。ほら、もう一回チャンスをあげるから、そのチョコ、寄越しなさいよ。
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メイン1
個性際立つデザイン、長い歴史、品質が良いイメージ……ハイブランドが消費者の支持を得るための常套手段は色々あるけど、私の基準は一つだけ。ランウェイで高いギャラを出してくれるかどうか!
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メイン2
雑誌のインタビューってどうして変な質問ばかりするのかしら。自分を例えるなら犬か猫か、って……人間って選択肢はないわけ?
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メイン3
簡単じゃない。答えは九索!こんな簡単な何切る問題で賞品がもらえるなんて、スポンサーが倒産しないか心配ね。それともまさか……他の人にとっては難しいの!?
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メイン4
魂天神社の麻雀大会に勝ったら、何をお願いするかって?まずはママの病気が完治しますように。それから、全ての人が交通ルールを守るようになりますように……え、私自身の願い?うーん、じゃあ……人気のブランドさんたちが、一飜市で新作発表会を開催しますように。ショーに参加するために、いちいち飛行機に乗らなくて済むから。
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メイン5
出演直前の忙しい時に着信音が鳴るのって、本当に不愉快。悪いけど見てくれない?ブランド会社だったら出るわ。でもこの感じ、今までの経験からすると……やっぱり社長ね!そのまま切っていいわよ。返事はショートメッセージで、詳細はメールで連絡してくださいって送ってくれればいいから。
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メイン6
仕事も、プライベートも、自分にとって心地良いことを見つけるのが大事よね。例えば、私は今、スマホでパンダがタケノコを食べてる動画を見るのが一番癒されるの。一緒に見る?
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メイン7
あなたが勝手に撮影現場に来たせいで、スケジュールが狂っちゃったじゃない!そんなに私に会いたかったの?まあ今回は見逃してあげる。私に用があるんでしょ?……何よ口ごもって、違うの!?じゃあ、どのモデルを探してるの?名前、教えて。見つけるの手伝ってあ・げ・る。
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メイン8
最近はパパラッチもネタ切れなのかしら。仕事終わりにつけてくるなんて。それに、木の上にでも隠れて一晩中張り込んでたんだろうけど、一番大したことない写真しか撮れなかったみたいだし。ま、私のことはいいとして……あなた、私の「ヒモ」みたいに書かれちゃってるじゃない!可哀想に。
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ログイン・普通
行こ、ショッピングモールで買い物しまくるの。文句ないわよね?
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ログイン・絆LvMAX
毎回どの時間帯に出かけても鉢合わせするなんて、「偶然」で片付けるには無理があるでしょ。自信持ってよ、わざわざあなたに会いに来てるんだから。
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契約を結ぶ
モデルは生計のためにやってるだけ、別に「SecretVictory」のエンジェルやブランドの顔みたいなイットモデルになりたいわけじゃないから。でもこの道を選んだからには、最後まで全力で頑張るつもり。それはあなたも一緒、私の手を取ったんだから、簡単に離したりしちゃダメよ。
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SP-友人戦部屋に入場する時
一緒に歩きましょ! 心震わせるランウェイを!
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SP-友人戦部屋で準備した時
スーパーショー、カウントダウンスタート。皆様ご静粛に!
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出会い
初めまして、私はシンシア。芸名だけどね。サイン入りブロマイドと写真集をお求めならマネージャーへ、お仕事の連絡は事務所へお願いね!え、どっちでもないって?面白い人ね。それじゃ……これからも今の笑顔のままでいてね。また会えるのを楽しみにしてるわ!
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北抜き
ペー
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チー
チー
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ダブル立直
ダブル立直
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カン
カン
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ポン
ポン
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立直
立直
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ロン
ロン、上出来ね。
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ツモ
ツモ、これで良し。
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白
ハク
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北
ペー
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純全帯幺九
ジュンチャン
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純正九蓮宝燈
チューレン九(きゅう)メン待ち
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大三元
ダイサンゲン
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大四喜
大スーシー
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地和
地和
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ダブル立直
ダブリー
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東
トン
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ドラ
ドラ
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ドラ10
ドラ10(じゅう)
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ドラ11
ドラ11(じゅういち)
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ドラ12
ドラ12(じゅうに)
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ドラ13以上
ドラたくさん
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ドラ2
ドラ2(に)
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ドラ3
ドラ3(さん)
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ドラ4
ドラ4(よん)
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ドラ5
ドラ5(ご)
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ドラ6
ドラ6(ろく)
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ドラ7
ドラ7(なな)
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ドラ8
ドラ8(はち)
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ドラ9
ドラ9(きゅう)
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ダブル北
ダブペー
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ダブル東
ダブトン
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ダブル南
ダブナン
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ダブル西
ダブシャー
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断幺九
タンヤオ
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対々和
トイトイ
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二盃口
リャンペーコー
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発
ハツ
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国士無双十三面待ち
コクシ十三メン待ち
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国士無双
国士無双
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海底摸月
ハイテイ
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河底撈魚
ホウテイ
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混老頭
ホンロートー
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混全帯幺九
チャンタ
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混一色
ホンイツ
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九蓮宝燈
チューレンポートー
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嶺上開花
リンシャン
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立直
リーチ
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流し満貫
流しマンガン
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緑一色
リューイーソー
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南
ナン
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平和
ピンフ
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槍槓
チャンカン
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七対子
チートイ
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清老頭
チンロートー
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清一色
チンイツ
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三暗刻
サンアンコー
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三槓子
サンカンツ
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三色同刻
三色(さんしょく)ドーコー
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三色同順
三色(さんしょく)ドウジュン
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四暗刻
スーアンコウ
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四暗刻単騎
スーアンコウ、タンキ
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四槓子
スーカンツ
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天和
天和
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西
シャー
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小三元
ショーサンゲン
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小四喜
小スーシー
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一盃口
イーペーコー
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一発
イッパツ
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一気通貫
イッツー
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中
チュン
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ツモ
ツモ
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字一色
ツーイーソー
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清算一位
別に驚くことないでしょ。これがラストルックの実力よ。
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清算一位・高い点数で勝利
「自信過剰」? それとも「身の程知らず」? 実力もないのに、 スターモデルに挑むだなんて、負けても自業自得よ。
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清算一位・ロンで勝利
「美人は得」この言葉自体は否定しないけど、それを雀卓の上に 持ち込んで自分の負けをごまかそうとする奴は、 無能だし、愚かよね。
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倍満
倍満(バイマン)
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九種九牌
キュウシュキュウハイ
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数え役満
数え役満(カゾエヤクマン)
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満貫
満貫(マンガン)
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ノーテン
ノーテン、仕事を逃したわ……
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三倍満
三倍満(サンバイマン)
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四風連打
スーフーレンダ
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四槓散了
スーカン流れ
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四家立直
四家立直
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跳満
跳満(ハネマン)
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聴牌
テンパイ、表紙用のスチール撮影もあと少しで終わるわね……
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役満
ヤクマン
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ダブル役満
ダブルヤクマン
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トリプル役満
トリプルヤクマン
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四倍役満
四倍(よんばい)ヤクマン
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五倍役満
五倍(ごばい)ヤクマン
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六倍役満
六倍(ろくばい)ヤクマン
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SP - ドラを捨てた時
どんなに綺麗なアクセサリーでも、見当違いな所につけたら、邪魔なだけだわ。
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SP - 倍満/三倍満聴牌
準備バッチリ、後はトップモデルの登場を待つだけ!
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SP - 同じ牌を連続に捨てた時
失ったものには執着しない方がいいわ、余計な悩みが増えるだけだから。
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SP - 残り牌が10枚以下の時
今回はラストルックになれるかしら……?
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対局開始
みんな、精々気を付けることね。 私の戦場はランウェイだけじゃないわよ!
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SP - 役満聴牌
世界は更に美しくなるわ。この「ショー」のおかげでね!
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帯幺九
帯幺九(タイヤオチュウ)
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根
根(ルート)
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将対
将対(ジャントイ)
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金勾釣
金勾釣(キンコウテャオ)
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嶺上放銃
嶺上放銃(リンシャンホウジュウ)
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龍七対
龍七対(ロンチートイ)
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清対
清対(チントイ)
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清金勾釣
清金勾釣(チンキンコウテャオ)
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清龍七対
清龍七対(チンロンチートイ)
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清七対
清七対(チンチートイ)
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清十八羅漢
清十八羅漢(チンジュウハチラカン)
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清幺九
清幺九(チンヤオチュウ)
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十八羅漢
十八羅漢(ジュウハチラカン)
Spot Voices
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Spot Voice 1
惊讶
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Spot Voice 2
肯定
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Spot Voice 3
否定
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Spot Voice 4
打招呼-早晨
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Spot Voice 5
打招呼-白天
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Spot Voice 6
打招呼-夜晚
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Spot Voice 7
告别
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Spot Voice 8
承接
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Spot Voice 9
叹气
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Spot Voice 10
高兴
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Spot Voice 11
生气
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Spot Voice 12
递进
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Spot Voice 13
转折
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Spot Voice 14
疑惑
「シンシア」
絆LV1で開放
「次の方、どうぞ」 トップファッション誌のオーディション会場で、また一人、候補者ががっくりと肩を落としながら部屋を出てきた。 控室で待っている他の候補者は、競争相手が減ったことで安心しつつも、この後に控えた出番に不安を抱いている様子だ。 呼びかけるスタッフの声に応じ、誰も目に留めないような隅から一人の少女が立ち上がると、面接室に入った。 その穏やかかつ冷静な表情は、まるで周囲から受けるプレッシャーを感じていないようだ。 「ええと、これまでの経験はフィッティングモデルのみ、と……あなた、かなりの新人なのね?」 面接官を担当する雑誌編集長は、少女の経歴を一瞥し、疑念を含んだ声でそう問いかけた。 「はい」 少女は物怖じせず、あっさりと肯定した。その迷いのない眼差しに、編集長は強い興味を持った。他の新人モデルは、ほとんどがびくびくとして、まともに意見の一つも言えないからだ。 編集長は、この少女にチャンスを与えることに決めた。 「では、いくつかポーズを取ってみせて」 少女はわずかに姿勢を崩し、小道具のリュックを軽く肩に掛けた。 一見すると何気ない動作だが、身体の曲線を程よく見せつつ、リュックの魅力を見事に前面に押し出している。 次に、少女はカメラに背を向け、椅子に跨って座ると、軽く振り向いてみせた。その双眸は物言いたげに伏せられており、見る者を惹きつける。 今度は、カメラマンがまだ指示も出していないうちに地面に座った。青い長髪をさらりと流し、両腕で片膝を抱えると、甘美な微笑みを見せた。 その表現力は、他のどの候補者と比べても圧倒的で、まるでモデルになるために生まれてきたかのようだった。 「スタイルも自由自在なのね。普段から意識して練習しているの?」 感心した表情で編集長が問いかけた。 「いえ、特に……やるべきことをやっているだけです。」 優れた容姿に洗練された立ち振る舞い、そしてオーラと余裕を併せ持つ少女。編集長は、この少女がいつかファッション界の頂点に立つ存在になるだろうと確信した。 実力ある者に、彼女は称賛の言葉を惜しまない。 「あなた、とても素晴らしいわ」 「ありがとうございます。一緒にお仕事できることを楽しみにしています」 少女は淡々と答えた。業界の一流相手であろうと、彼女は簡単に態度を変えたりしない。 「まだ一次試験よ。その言葉を言うには少し早いんじゃないかしら」 編集長は笑った。 「次回の面接は三日後、炎天下の午後に撮影よ。大きいことを言うのは、それを乗り切ってからにすることね」 これまでも新人モデルを起用したことはあったが、経験や体力の不足が原因で上手くいかないパターンがほとんどだった。目の前の少女が予想を裏切ってくれればいいのだが。 少女を見送る時、編集長はどこからか涼しい風が吹いてきたのを感じた。蝉の声がけたたましく響く真夏だというのに。 それから一ヶ月後の正式な撮影日に、少女と編集長は再び対面した。 オーディション時よりも遥かに場慣れした様子の少女は、カメラの前で、凛々しさと程よい愛嬌を表現している。長年この仕事をしてきた編集長でさえ、彼女の変貌ぶりには驚いた。 「ファッション界で、新たなスターが道を駆け上がっている」 編集長は感心した。 「あなた、芸名は『アストライア』でどうかしら。星の女神の名よ」 意外にも、少女は深く考え込んだ。しばらくして、別の名前を口にした。 「シンシア……月の女神、か」 編集長は片眉を上げた。 スポットライトの下で、少女は微笑む。 「この道には、既にたくさんの星々が瞬いている。同じ道を歩くと決めたからには、私は唯一無二の月になるわ」
優秀な卒業生
絆LV2で開放
悠々としたヴァイオリンの音色が、金色のホールいっぱいに響く。 今日はミシリー音楽学院の学生が集まるこのホールで、ヴァイオリン科教師・リースの退職パーティーが開催されている。招待状を手にしたシンシアは、高くそびえるホールのドアの前で立ち止まり、入るのを躊躇っていた。 数年前、シンシアは先生の期待を裏切り、ヴァイオリンを諦めた。 彼女は、どんな顔で恩師に会うべきか思い悩んでいたのだ。 「これ……先生の演奏だ。」 シンシアは、耳にしたメロディに懐かしさを感じた。それと同時に、昔の記憶がおぼろげに蘇ってきた。 「やだー! ちゃんとひけてるもん! こんなカチコチな立ちかたなんていや!」 幼いシンシアは頑固だった。初めて弓を弦に乗せた時は、興奮して養父母を追いかけ回し、ノイズと言うほかない「音楽」を披露していた。しかし才能があることが明らかになり、数年もしないうちに、耳障りな騒音は心地よい旋律に変わった。 「安心してください、先生。ヴァイオリン科の首席の座は、絶対私のものですから。」 名門の音楽学校に進学し、シンシアは存分にその才能を発揮していた。その日、彼女は自信満々に先生ととある約束をした。 「先生がご退職される日には、私、独奏のプレゼントを贈りますから!」 しかし、人生はそう生易しいものではなかった。 「これ以上の説得はどうかやめてください、先生」 疲れ果てた少女は、恩師の厚意を固辞した。 「海外への留学は……もう行きません。」 養父の急逝、養母の発病。シンシアの生活は、一瞬にして変貌した。生きるだけで精一杯の彼女にとって、音楽の夢を追うことは、とても手の届かない贅沢だった。 ホールで奏でられている曲が終わりに近付きつつある。シンシアは決心を固め、一度深呼吸をしてからドアを開けた。中に入ると、すぐにステージ上の奏者と目が合った。自慢の生徒の姿を見た恩師は微笑むと、弓を高く掲げ、最後の音符を奏でた。 しばらくの間、在学生が恩師に別れを告げるためにステージ前に集まっていた。シンシアは、居心地悪くもどこか懐かしく感じながら、彼らからかなり離れた所に立っていた。 学生達が去ると、シンシアは恩師の元へ向かった。 「先生、完璧な演奏でした。」 リース氏は答えず、ただ黙ってシンシアに自分のヴァイオリンを差し出した。 驚き、喜び、そして悔しさ。一瞬のうちに、いくつもの感情がシンシアの中で絡み合い、解きほぐされていく。かつてした恩師との約束を受け取り、指先を軽く弦の上に乗せた。体はまだ覚えていると言わんばかりに自然と動き出す。凍り付いた大地を突き破る植物の芽のように、華麗な音色が再び礼拝堂に響き渡った。 「首席はやっぱり君しかいない。私は、今でもそう思ってるよ」 「本当に、ごめんなさい。先生の期待を裏切ってしまって」 シンシアは顔を伏せた。 「全く、しょうがない子だなあ」 先生は悲しそうな顔をした。 「私はただ、君のような教え子が、音楽の道に進めなかったことを、今でも残念に思っているだけだ」 言葉もないまま、無念な思いが二人の間に横たわった。 やがて、シンシアの方から沈黙が破られた。 「先生、今、私は新しい道を歩んでいます」 「うん、知っている」 恩師は一呼吸置くと、こう続けた。 「モデル界の新星『シンシア』でしょう? 前にも言ったと思うけど、君は、君がそれをやりたいと思っている限り、何をやっても必ず成功するよ」 そう言って、リース氏は松脂の箱をシンシアに手渡した。シンシアは目を伏せた。細長いまつ毛が互いの視線を遮る。 「先生、私、もうこれを使いません」 「君の心が音楽を求める限り、ステージは無くならない。何年経っても、旋律が絶えることは決してない」 「そして、どんなに時間が経とうと、あなたは私の最も優秀な教え子だよ」 彼女は黙り込んだ。松脂を鼻に近づけて軽く嗅ぐと、独特の木の香りが鼻腔を満たす。 懐かしい香りは、わだかまっていた悔恨を連れて鼻から抜けていき、やがてどこかへ去って行った。 学校を出る道すがら、シンシアは学生達の姿に目を留めた。まだまだ洗練されていないフォームで弓を構える姿は、あの日の彼女のようだった。 シンシアは、憑き物が落ちたように微笑んだ。楽器を手放した人がいれば、新たに旋律を奏でる人もいる。 在りし日の楽曲は、やはり大切なものだった。 しかし彼女は、未来の旋律を自分の手で書くことにしたのだ。
モデルのステップ
絆LV3で開放
シンシアは怒り心頭だった。 「お母さん! あいつら、お母さんをどこに連れて行ったの!?」 「私はここで大丈夫だから。安心してショーに……」 「とりあえず住所教えて。あとは会って話すわ」 しばらくして、療養所の廊下にハイヒールの靴音が響いた。シンシアは、震動し続けるスマホのバイブレーション——どうせ事務所からの電話に決まってる——が振動し続けているのも意に介さず、早足で道を進んだ。 海外のモデルショーに招待されたことは、本来喜ぶべきことだ。しかし、事務所はシンシアを安心させ、ショーに集中させるために、勝手に母を療養所に送ってしまった。 「勝手なことを……お母さん、今すぐここから出してあげる」 シンシアは「交流スペース」の看板がかかった部屋のドアノブを握った。冷たい金属の感触が、貧しい孤児院で過ごした幼少期を思い出させる。 この「冷たさ」とさよならするために、仕事と生活のバランスを必死に保ち、病に臥せっている母親を自分で世話することにしたというのに。 表情が更に暗くなったところで、シンシアは深く息を吸ってからドアを開けた。 「うふふ、ツモ! 白ドラ2、1000-2000!」 シンシアは愕然とした。 暖かな日差しに包まれた部屋では、絶えず歓声が上がっていた。いくつかの麻雀卓が交流スペースに置かれていて、母は満面の笑顔で麻雀友達と談笑している。 父が事故で亡くなってからというもの、母がこんなにもリラックスした笑顔を見せたことは一度もなかった。 「あら? うちの娘が着いたみたい」 「おお、噂の娘さんか! あんたのお母さん、よくあんたのこと褒めてるよ」 「さすがスター、オーラが違うな~」 シンシアの到着に気付いた母親が、笑って手招きをした。シンシアは、頭の整理がつかないまま卓まで歩いていった。 「あなたが麻雀が強いこと、母さん知ってるのよ。さ、母さんに代わって、腕前を見せてあげて」 横で微笑む母の顔を見たシンシアは、疑問や不満を一度飲み込むことにした。 「……じゃあ。皆さん、よろしくお願いします。」 「はっはっは、若者と麻雀出来るなんて楽しみだのう! ようし、いくぞ~!」 この半荘で、シンシアは四着になった。 シンシアはばつが悪い気持ちで笑いながら、母親の車椅子を押して交流スペースを出た。緑豊かな療養所の庭で、シンシアは黙って母の小さな背中をじっと見つめた。 「あなた、わざと負けたでしょ」 「おじいさんもおばあさんも、お母さんの友達だもん。みんなが楽しければ、お母さんも楽しいし。」 「久しぶりの休みなんだから、楽しめばいいのに。」 「あなたは昔からそう、優しすぎるのよ。前はバイオリンを諦めて、今度はモデルショーも諦めるつもりなのね。私さえいなければ……」 「ここに移された理由って、それ?」 シンシアは母親の言葉を遮った。一度は飲み込んだ感情が再びこみ上げてくる。 「燥無さんが何を言ったか知らないけど、絶対信じちゃだめ。事務所は私を脅したり出来ないし、私一人でもあなたの世話くらい出来るわ」 「……あなたねえ。上司さんが私を無理矢理連れて来たと思っているの?」 「違うの?」 ショーの参加者リストは、公に報道されていない。事務所が知らせでもしない限り、母がこのことを知る術はないのだ。 「全くもう。母さんね、あなたのことならなんでも知りたくて、いつも上司さんに聞いてるのよ」 「それに、母さんもここにいるのが良いと思うの。これを機に、私達、新たなスタートを切れると思ってね」 母は手招きしてシンシアを引き寄せると、優しく彼女を見つめた。 「前々から来ようと思っていたの。看護師さんはみんな良い人だし、麻雀友達も多いわ。皆でおしゃべりしたり、ゲームしたりして、退屈することもない。あなたはもう、母親の心配をしなくてもいいの。わかった?」 「お母さん……」 「いいからいいから。」 母親はシンシアの言葉を遮った。 「お父さんが亡くなってから、何度か、まだ小さい頃のあなたがヴァイオリンを練習している夢を見たわ。母さんね、ずっとあなたに申し訳ないと思ってた。でも、今のあなたは自分の夢のために一生懸命頑張れてる。その姿を見て、母さんもやっと安心出来たのよ」 「あなたは思った通りに前へ進めばいい。どこへ行っても、お母さんはあなたのこと愛してるからね」 「……」 シンシアは身を屈め、母の顔に刻まれた皴と慈愛の眼差しをじっと観察した。ざわついていた心が、少しずつ静まっていった。 あの時も、同じ眼差しに彼女は救われた。孤児院にいた頃、その信頼感のある眼差しを受けたことで、一歩踏み出し、若い夫婦の養子になろうと決めたのだ。 その眼差しは、何年経っても変わることはなかった。 長い沈黙の後、シンシアは自分が少し涙ぐんでいることに気付いた。その感情を隠すため、子供の頃のように顔を母親の膝に埋めた。 「……わかった、お母さん」 「よし。じゃあ、事務所に電話をかけ直しましょう?」 「……うん。でも、もうちょっとしてからにする」 シンシアは子供のような口ぶりで答えた。 シンシアにとっての未来への道が、本当の意味で開かれた瞬間だった。
プライベートオーダー
絆LV4で開放
Possible Endings
Scenario Script
Spots 1, Scenes 163, Choices 23, Endings 3
今朝のニュース、見た? シンシアが海外モデルショーで着た衣装、トレンド一位だって!
見た見た。 来週のチャリティーイベントでも、フルオーダーメイドのドレスを着るんだって。 どんなメイクするんだろう、楽しみ~!
ほんとほんと。一度でいいから近くで見てみたい……!
街中を少し歩いただけで、シンシアさんの話題が耳に入ってくる。 さすがの人気だ。
それにしても、「近くで見てみたい」か……。 こう言うのもなんだけど、見れちゃうんだよね、私は。
今夜、聖慈通りで会いましょう。 すっぽかしたりしないでよね。
何をするかは、とりあえず内緒。 熱心なファンに追い回されたくないでしょ?
……という訳で、シンシアさんと会うことに決まったんだけど、 待ち合わせ場所がやけに見つけにくい。 どうしよう……。
改めて確認してみたが、やっぱりこれで合ってるはずだ。 でもシンシアさんの姿が見えないし、 それどころか、さっきからなんだか怪しい視線を感じる。
索敵のセンスはいい感じだけど、変装についてはもう少し練習が必要かしら。 まあでも、これならパパラッチの撃退は安心して任せられそうね? ふふっ。
あら、バレちゃった? いい表情ね、スパイ映画の撮影のつもり? ふふっ。
その才能があれば、 うちのスタジオのアシスタントでもやっていけると思うわよ。 時給とかそういうのは、好きに決めていいわ。
フレキシブルワークで休みも充実。撮影ついでに観光もできるわよ。 どう、いい条件だと思わない?
……あなたって、思ったより手強いわね。 じゃあ、時給は言い値の二倍にしてあげる。三倍でもいいわよ?
あとはそうね…… 最初から私と同等の有給休暇やボーナスもつけるわ。これでどう?
あら? あなたとのスキャンダルが流れる可能性に関しては、 もう覚悟はできてるわ。
うふふ、もちろん冗談よ。リラックスしてもらおうと思って。 今の顔、すごくよかったわよ?
ついてきて。
「聖慈孤児院」……?
簡単に言うと、スタイリングのインスピレーションを探しに来たの。
ええ。今回のチャリティーイベントは、 経営難に陥っている孤児院への寄付が目的だもの。 スタイリングもそのテーマに合わせなきゃでしょ。
だというのに、提案されたものはどれも ロマンティックだったりゴージャス寄りで、 そういうお姫様みたいなスタイルは趣旨にそぐわないと思うの。
そういうことはしちゃだめよ。 チャリティーイベントなのに、 豪華なサーカスショーみたいになってしまうのは。
だからこうして、これ以上生地を無駄にさせないために、 審美眼がまだスレてないあなたとインスピレーションを探しに来たの。
……正直、結構大変なことよ。 スタッフの目、素人のセンス、 どちらにも耐えうるものでなければならないから。
……こら、動かないで。襟はこうやって折るのよ。
はい、これでよし。さ、中に入りましょう。
お二人とも、お待ちしておりました。 来訪者登録も完了しましたので、すぐにでも子供たちに会えま……。
……いえ、まずはシンシア様に感謝の言葉を言わせてください。 本院のためにチャリティーイベントまで開催してくださるのみならず、 わざわざ子供たちに会いに来てくださるなど、感謝してもしきれません。
いえいえ、どうぞお気遣いなく。 子供たちの所へ、案内をお願いします。
はい、こちらへどうぞ。 子供たちも、シンシア様の到着を楽しみにしていました。
……うん。 大分良くなったわ。
切れかけてた電球も取り替えられているし、壁のカビもすっかり綺麗。 今までの寄付金、ちゃんと使われてるみたいね。
え? ああ、そうね。 ほら、仕事では大人ばかりと接するから、たまには子供と触れ合うのもいいものよ。 童心を忘れないこと。若々しさの秘訣よ?
あ、シンシアおねえちゃんだ! シンシアおねえちゃんが来たよ!
ほんとだ……! シンシアおねえちゃん、ひさしぶり!
もう、先週来たばかりじゃない。 チーちゃん、ナオくん、ちゃんといい子にしてた?
うん! チーちゃん、まいにちはみがきしてるよ!
ぼ、ぼくも……シンシアおねえちゃんのいうとおり、 おかしより、おやさいたべてる!
えらいじゃない! お姉ちゃんとの約束、ちゃんと守ってるのね。 じゃあ、お姉ちゃんからプレゼント! ほら、手を出して。
わぁ、チーちゃんがずっとほしかったワニのおもちゃだ! ありがとう、シンシアおねえちゃん!
やった……! ありがとう、シンシアおねえちゃん。
気に入ってくれてよかったわ。 これからもお姉ちゃんとの約束を守ってね、わかった?
うん! チーちゃん、ぜったい、やくそくまもる!
うん……ぼくも。 あれ、シンシアおねえちゃん……このひと、おねえちゃんのおともだち?
ええ、私の相棒よ。 こう見えて、立派な大人なの。
あいぼー……なんだかかっこいい! チーちゃんも、しょうらい、シンシアおねえちゃんのあいぼーになる!
うん……。あいぼう、かっこいい。
ふふっ、もう……。 さ、二人とも遊んでおいで。これからもいい子にしてね?
はーい!
そんなことないわ。 今だって、あなたのことばかり褒めてたじゃない。 これからも、子供たちのお手本にならなきゃね。
何それ。いつもそんなに厳しくしてたかしら?
ふふ、やる気ね。なかなかいい目をしてるわよ。
はあ……。じゃあ、私も少しは反省した方がいいのかもね。
それはともかく、そろそろ本題に入りましょう。 今回の衣装なんだけど、シンプルイズベストでいきたいの。 Tシャツみたいなものがいいわ。
で、具体的な方向性なんだけど……。 チャリティーイベントだし、私自身より、子供たちに注目を向けさせたいのよね。 何かいいアイデアはない?
チャリティーイベントとしても、子供たちのためとしても、 可愛らしいものを選ぶべきだと思います。
可愛い、か……。 面白いじゃない。その手のスタイルにはあまり挑戦したことがなかったわ。
ほら、自分で言うのもなんだけど、私ってかなりスレンダーな体型でしょう? 普段の雰囲気もクール寄りだし。 最後に可愛い系の服を着たのは、下手するとモデルになる前かも。
シンシアさんなら、きっと可愛い衣装も似合うと思いますよ。
私より自信満々じゃない。その理由、聞かせてもらえる?
もちろん。
まず、シンシアさんはプロのモデルです。 スタッフからの指示を鵜呑みにせず、今も、自分の考えに基づいて インスピレーションを探しています。
そういうプロ意識ってとても大事なことだと思います。 「どんな服が自分とテーマに適しているか」という意識が 明確にあるってことですしね。
ふーん、なかなかいいこと言うじゃない。 それで?
で、さっき子供たちとのやり取りを見ていて思ったんですが、 シンシアさんって、本当は優しいとか、可愛らしい一面を見せるのも、 とても上手なんじゃないかと。
もちろん、普段は完璧でカッコいいモデル界のスターだけど、 子供たちにとって親しみやすいお姉ちゃんキャラも上手に演じている。 むしろ、その切り替えが自由自在だなと感じたんです。
その証拠に、さっきの子たち、シンシアさんを全然怖がっていませんでしたよね? それは、心からシンシアを可愛いお姉ちゃんだと思っているからです。 シンシアさんなら、ステージの上でも、きっと同じことができると思います。
ふぅん。なんだか、ちょっと励まされちゃったわ。
最後に、もっとも重要な理由があるんですけど……。
あら、まだあるの?
私が、シンシアさんの可愛い姿が見たくて……!
あ、あら、そう……。
……ふふっ。あはははっ! あなたって、時々本当に大胆なこと言うわよね。
でもまあ、モデルだもの、期待には応えないとね。 大切な観客がそう言うなら、ちょっとだけやる気を出してみようかしら。
さてと、方向性が決まったら、具体的なデザインを考えないとね。
具体的なデザインですか……。
「可愛い」というざっくりとしたコンセプトは決まったけど、 具体的なデザイン……つまりTシャツに何を描くのかというのは、 確かに悩ましい問題だ。
うーん……どんなのがいいかしら?
そういえば、さっきチーちゃんにあげたワニの積み木、 結構気に入ってた様子だったわよね。
ワニ、爬虫類……。 あ、海から出てきて、レーザーを吐く爬虫類のモンスターとか? 結構人気出そうじゃない?
ダメ? いい案だと思ったんだけど。
おねえちゃん! シンシアおねえちゃん!
あら?
チーちゃんにナオくん、どうしたの?
ぼくたち……いつもシンシアおねえちゃんからプレゼントもらってるから……。 こんどはぼくたちも、シンシアおねえちゃんにプレゼントしたいなって。
そうなの! このまえ、いんちょうせんせいがおえかきをおしえてくれたの! これをおねえちゃんにプレゼントするってきめたの!!
じゃーん!
二人はバタバタとスケッチブックを取り出し、 私とシンシアさんに見せてくれた。
そこには、 青空の下、野原で、可愛らしい顔のパンダがのんびりと竹を食べている…… そんな絵が描かれていた。
かなり稚拙なタッチではあるが、子供らしい可愛らしさに満ちた絵だ。
二人で描いたの……?
このまえ、おねえちゃんのかばんに、パンダのキーホルダーがついてるのみた。 チーちゃん、おねえちゃん、パンダがすきなのかなっておもった!
うん。……ほんもののパンダはみたことないけど、 おねえちゃんがよろこんでくれたらいいな……。
……ふふ。うん、もちろん好きよ。
お姉ちゃん、この絵、絶対大切にするわ。
ん? そっか……。
子供らしい可愛さもあるし、この孤児院がちゃんと子供たちの面倒を見ていて、 援助金を正しく使っているってアピールにもなるってことね。
さすが{var:player_nickname}、ビジネスと芸術の才能もありそうね。 ……よし! これにしましょう!
改めて、素敵なプレゼントをありがとう。チーちゃん、ナオくん。
うん! ……ぼくたち、おねえちゃんのやくにたてたかな。
それはもう、大助かりよ! そうだ、今度、お姉ちゃんと一緒に本物のパンダを見に行こう。
えーっ! いきたい! ありがとう、シンシアおねえちゃん!
そうと決まれば、すぐスタジオに戻るわよ。 絵をスキャンしてみんなに共有しましょう。 {var:player_nickname}、Tシャツが完成したら一緒に試着をお願いね。
やる気満々でいいわね。 じゃあ、遠慮なくアシスタントとして酷使させてもらうわ。
一晩中付き合ってもらうから、覚悟しておいて。
よく考えたんですけど、やっぱり、世界中をあっと言わせるような 前代未聞なデザインじゃないと!
あ、あっと言わせる……? 流石の私でも、それは想定していなかったわ。
チャリティーイベントですし、やっぱり目立たないと!
今までにないような奇抜なデザインで、大成功をもぎ取るんですよ!
な、何か間違ってるような気が……
それに、「前代未聞」って言うけど、具体的なアイデアはあるの?
そうですね……。具体的な、アイデア……。
うおおお早く回れ、私の脳みそ……! きっと何か、いいデザインがあるはず!
あ、そうです!
うんうん! これならきっと目立てますよ!
隕石……衝突寸前?
そうです! 地球に迫り来る超巨大隕石! 人類の存亡を左右するほどの大危機!
衛星軌道防衛システムを構築しようとしている人類には、 みんなからの募金が必要! どうです、完璧なストーリーでしょう!
えっと……うん。まさかあなたがここまで熱くなるなんて。 それにしても、相当大胆なプランね。
本当に大丈夫なの? 私は大分怪しいと思うんだけど……。
きっと大丈夫です! 思い切ってやってみてください!
まあ……確かに迷ってる暇はないわね。 わかった、チームのみんなに連絡するわ。そうだ、あなたも一緒に来て?
え、私もですか?
もちろんよ、アイデアを出した張本人が、なに他人事みたいな顔してるの。 最後まで責任持ってよ。
その後、シンシアさんと一緒に試着とリハーサルを行ったが、結果は散々だった。 結局、このプランは断念した。
しかし、このTシャツはたまたま現場に居合わせた有名映画監督の目に留まり、 彼の次回作の大スペクタクル映画のインスピレーションになったそうだ。 めでたしめでたし?
うんうん! これならきっと目立てますよ!
地球侵略……宇宙人?
そうです! 大都会ど真ん中に向かってビームを発射する、巨大な異星ロボット! 人類の存亡を左右するほどの大危機!
地球防衛隊を結成しようとしている人類には、みんなからの募金が必要! どうです、完璧なストーリーでしょう!
えっと……うん。まさかあなたがここまで熱くなるなんて。 それにしても、相当大胆なプランね。
本当に大丈夫なの? 私は大分怪しいと思うんだけど……。
きっと大丈夫です! 思い切ってやってみてください!
まあ……確かに迷ってる暇はないわね。 わかった、チームのみんなに連絡するわ。そうだ、あなたも一緒に来て?
え、私もですか?
もちろんよ、アイデアを出した張本人が、なに他人事みたいな顔してるの。 最後まで責任持ってよ。
その後、シンシアさんと一緒に試着とリハーサルを行ったが、結果は散々だった。 結局、このプランは断念した。
しかし、このTシャツはたまたま現場に居合わせた有名映画監督の目に留まり、 彼の次回作の大スペクタクル映画のインスピレーションになったそうだ。 めでたしめでたし?
『Zero→Model』
絆LV5で開放
Possible Endings
Scenario Script
Spots 1, Scenes 176, Choices 55, Endings 2
ランウェイの上、カメラの前で、煌びやかな世界を生きるトップモデル。 そんなモデル達の知られざる秘密とは……? 『Zero→Model』は、ゼロから始める新人モデルの生活に密着する番組! あなたも、この番組を見ればトップモデルになれるかも!?
聞こえてるわよ。 スタジオと言っても、思ってるほど防音性は高くないんだから。
最初に言っておくけど、今日は遊びにきたわけじゃないわ。
私は指導役として出演するの。オーディションに出るわけじゃないわ。
『Zero→Model』に参加するのは全員、あなたとそう変わらない初心者よ。
そこで、指導役を務めるにあたって、 事前にあなたにメニューを試してもらいたかったの。 本番で、過度なトレーニングで新人さんをパンクさせないためにもね。
ないに決まってるでしょ。 今日は一日付き合ってもらうわ。
安心して、ちゃんと配慮するから。 さ、まずはこっちに来て。
…七十八、七十九、八十、はいもう一回スクワット!
膝をもっと曲げて! 太ももは地面と平行に、もう一回!
まだまだ。体力テストは始まったばかり、休憩はもうすこし先よ。
初心者だからこそ、厳しくするの。 壁立ちで姿勢を、スクワットで筋力を、ヨガで柔軟性を鍛える。 どれも必要不可欠なものよ。
ステージで完璧な姿を保つには、こうやって基礎をしっかり固めないと。
いいえ、やっていなかった。
もともと体脂肪率が低い体質だったから、 ダイエットによる体型調整はしなくて済んだの。 なんだか……ごめんなさい。
それより、この雑談で充分休めたんじゃない? 続きをやりましょうか。
六十秒だって、休憩は休憩よ。さて、次は他の種目もやってみましょう。 あなたならきっとできるわ。
まあ、体力面で言うならそうかもね。 でも心配しないで、他の才能が開花するかもしれないわ。
柔軟性テスト、バランステスト、その他いろいろ……。 新人さん、試練はこれからよ♪
はい、エナドリ。どう、まだまだいけそう?
ここまでついてくるなんて、本当に初めて? なかなかやるじゃない。
むしろ、モデル志望ってわけでもないのに、 ここまでトレーニングをこなすなんて、さすがだわ。
ふふっ、みんなの覚悟を甘く見ないで。夢のためならこれくらい余裕よ。
こういう、人々の趣味や関心が細分化されやすい時代だと、 モデルみたいな自分の姿とオーラで人の注目を集める職業に就くには、 より大きな努力が必要なの。
同業のモデルさん達はもちろん、芸能人も、バズり狙いの人達も、 目を引くことに特化したバーチャル商品でさえ、競争相手と言えるわ。
そんな中で、誰よりも人々の目を引いて、スポットライトを独占するためには、 計り知れないほどの苦労があるの。
ごめん、話がちょっと長くなったわね。 {var:player_nickname}、そろそろ休憩を切り上げてもいい? この服を持って、次は撮影よ。
『Zero→Model』の番組内容、忘れてないわよね? 新人モデルが、自身最高の瞬間をカメラに収めるための練習よ。
今のは、よりモデルの気持ちになってもらうためのウォーミングアップ。 さ、この服に着替えて。あなたのために選んだの。
シンシアさんは、手品のように背後からきちんと畳まれた服を取り出し、 期待のこもった眼差しで私を見つめてきた。
服に着替え、試着室の鏡に映った自分を見てみると……。
さすがプロのモデルの見立てと言うべきか。 シャープなシルエットの服だけど、着心地が良くて、 サイズも私の体型にぴったりだ。
それにしても、シンシアさん、 どうやって私の服のサイズを知ったんだろう……。
{var:player_nickname}? もういい?
どれどれ……うん、悪くないわ。 想定の90%くらいの仕上がりと言ったところね。
お世辞を言っても無駄よ。 それに、いくら指導者が優秀だったとしても、結果は本人次第だからね。
自惚れている暇はないわ。 撮影の準備はいい? 新人さん。
改めて自己紹介するわ。新人カメラマンのシンシアよ、よろしくね。
うーん……。
全然ダメね。 表情が硬いというか……人形みたいというか……。
レンズを通して見ると、すごく不自然。 正直言ってちょっと怖いわ、申し訳ないけど。
確かに、なんというか…… こんな不気味な写真が撮れるとは思わなかったわ。
見方を変えれば、ホラー系モデルっていう新ジャンルを開拓出来そう…… って言えるかも? うん、申し訳ないけど、正直ちょっと怖いわ。
{var:player_nickname}って、 被写体としての経験が少ないんじゃない?
まあいいわ。撮られるセンスって、生まれ持った才能の部分も大きいし。 天賦の才能の壁はなかなか越えられないわよね。
だけど、トップモデル全員が、初めから自由自在に演技出来た訳じゃないわよ。 結局のところ、いかに「人々が見たいと思う姿」を表現できるかが重要なの。
……また小難しい話をしちゃったわね。 そうね、カメラのことを私の目だと思ってみたらどう? そうすれば、不自然さがマシになるかも。
うーん、緊張しすぎなのかしら。 あ、そうだ。
私の昔の写真があるわ。 {var:player_nickname}、この写真のポーズを真似してみて。
シンシアさんから写真を数枚渡された。 最初の一枚はこれか……。
この写真のポーズを正確に再現しよう。
うん、だいぶマシになったわ。 飲み込みが早いわね。さ、次いきましょう。
うーん。やっぱりどこか違和感があるわ。 次の写真を見てみて。
この写真のポーズを正確に再現しよう。
いい調子よ。ぐっとプロっぽくなったわ。 次! 最後よ。
うーん。やっぱりどこか違和感があるわ。 最後の写真を見てみましょう。
この写真のポーズを正確に再現しよう。
なにかしら、やっぱり違和感があるわ。 どこが違うんだろう。
うん。 {var:player_nickname}、才能あるかも。これで完成かな。
どう? 頑張った後のリラックスタイムは。 なかなかストレス解消になるでしょう?
そう言わないで。手伝ってくれたおかげで、番組収録への自信がついたし。
ふふ、どういたしまして。 ただのアフタヌーンティーなのに大袈裟ね。
今度、きちんとしたご馳走で改めてお礼させてもらうわ。
私? 私はいいわ。生まれつき体脂肪率が低いとはいえ、 カロリーは厳しく管理しないといけないもの。
遠慮せずに楽しんで。 モデルだもの、カロリーコントロールはもはや日常の一部だから。
そうね。気兼ねなく好きなだけ食べられる人生も、確かに悪くないかも。
でも、モデルになったことを後悔したことは一度もないわ。
どうかな。まあ、それもあるのかもしれないけど。
……話すと長くなるんだけど、昔の話を聞く気はある? ちょっと退屈かもしれないけど。
そうね……じゃあ、うんと昔の話からにするわね。
子ども時代は、とても幸せだった。
欲しいものも、夢も、自由に追い求めることができた。 お人形でも、ヴァイオリンでも、何だって手に入ったわ。
でもね、突然ある出来事が起きたの。
海外留学に行くと決めた年に、父が交通事故で亡くなってね。 母も、悲しみのあまり病に倒れた。
一夜にして、世の中なんでも思い通りになるとは限らないって、思い知らされた。 成長するって、常に何かを失うことなんだって。
ええ。それで、海外留学は諦めた。 母の面倒も見ないといけなかったし。
当時はとにかく、お金が必要だった。 家の借金を返したり、母の治療費をまかなったりするためのお金がね。 私に出来ることは何だろうって、死ぬほど考えた。
……途方に暮れていた、まさにその時よ。
モデルのオーディション広告を見つけたの。
長年ヴァイオリンを演奏してきたおかげで、 カメラや視線を向けられることには慣れていたし、 オーディションは思っていた以上に順調に進んで、やがて初めての仕事をもらった。
その後、段々と人気が出て、仕事も上手くいくようになった。 それでモデル業一本でいくことにしたの。 たまたま運が良かっただけだったのかもしれないけど。
え?
トレーニングに食事管理、写真撮影からショーまで。 今日はほんの少ししか体験しませんでしたけど、 その大変さがよくわかりました。
もう、変なこと言わないでよ。 いくら褒められ慣れている私でも、少し照れるわ。
でもね、あなただからこそ、こうして安心して打ち明けられるのよ。 思い出や過去のことを話したら、気持ちがぐっと軽くなったみたい。
……{var:player_nickname}。
そんなに励ますのが上手だったの? なら……私からも改めて、感謝を伝えなきゃね。
あなたが付き合ってくれたから、 私はモデルという道をこんなに遠くまで歩んできたんだって見つめなおせたし。
それに、これからはもっと強く、 もっと芯のある自分でいられるような気がするから。
だから、ありがとう。
え、なんで。
ふふっ、そうね。 ……素の自分でいられるのは、なかなかいい気分よ。
シンシアさんは控えめに微笑んだ。 彼女の頬に降り注いだ日差しがきらきらと輝いている。
あの午後のこと、あの時心の底から湧き上がった温かな気持ち…… 今も鮮明に思い出せる思い出だ。
いい心意気ね! さあ、次はサイドニーアップよ!
……もう一セット! とてもいいわ! じゃあ次! プランク行くよ!
その調子よ! 三、二、一、はい! {var:player_nickname}、意外と根性あるわね。
はい休憩。
美しい筋肉は一日にして成らずよ。 初めてのトレーニングでここまで頑張ったことは褒めてあげるわ。
ふふっ、この続きも期待してるわよ。
柔軟性テスト、バランステストなどなど……。 新人さん、試練はこれからよ♪
さて、これから、ステージで注意すべき点を教えるわ。 集中して聞いてね。
モデルウォーキングの基本は姿勢、歩幅、目線、表情、そしてジェスチャーよ。 体はまっすぐ、肩はリラックスさせて、腕はなるべく自然に……
……両足をぴったりと揃えて、つま先は真っ直ぐ前を向くように。 歩く時は膝を少し曲げて、一歩一歩リズムよく……。
こんなところね。 {var:player_nickname}、私の指示に従って、一度歩いてみて。
……うん、まあまあね。
初心者だったら、これだけできれば十分よ。 もちろん完璧とは言い難いけれど、焦る必要もないわ。 今日はお疲れ様、{var:player_nickname}。
終わり、ではないわ。
はいこれ。私が作った休憩プラン。
家に帰ったら、プランに従って休んで。 体力回復と体型維持に役立つわ。
モデル云々以前に、あなたの健康にも良いものよ。
モデルは完璧を追求する仕事。これくらいの代償は当然よ。
しかも、今日やったのは基礎中の基礎にすぎない。モデルになったら、 本番十二時間前はむくみ防止で水も飲めないとか、その週は軽食のみとか。 仕事の少ない調整期でも、毎日五時間のウエイトトレーニングとかね。 基礎以外にも、やることは色々あるの。
その一つ一つが、モデルの日常。
もちろんよ。普通の人より多少才能があったかもしれないけど、 トレーニングなしでランウェイを歩けるわけではないもの。
もちろん。どんなことでも、一番になるのは簡単なことじゃないわ。
そうだ、せっかくだし、 あなたにもモデルが使うヘルシーレシピを試してもらおうかしら。
そうね……とりあえずタンパク質と食物繊維の量から調整して…… 鶏むね、ほうれん草にミニトマト…… 今日の体力消耗を考えると、トウモロコシも半分追加すべきね。
それから一週間、私は地獄のようなモデル修行を強制的に続けさせられた。
道中は言葉にできないほど苦しかったが、確かに少し健康になった気がした。
恋人の日
契約を結ぶことで開放
Possible Endings
Scenario Script
Spots 1, Scenes 156, Choices 31, Endings 2
いらっしゃいませ! 今日という日に大切な人へ花束を贈りませんか? 恋人の日キャンペーン中です!
路面の花屋が、いつも以上に熱心に呼び込みをしている。 それもそのはず、今日は一年に一度の「恋人の日」だから。 大切な相手と過ごすための日として近年制定された、一飜市独特の祝日である。
以前、シンシアさんに、「次会う時は、最近頑張っているご褒美として贈り物をする」 と約束したのだが、まさかその日が「恋人の日」になるとは……。 シンシアさんのモデル業は多忙を極めているので、仕方ないことだけど。
ごめんなさい、明日からもしばらく撮影が続くの。 一緒に出かけられるのは、もう少し先になりそう……。
ちょっと待ってて、スケジュールを見てみる。 そうね……一番近いオフは……この日、空いてる?
そう? じゃあ決まりね。 ずっと行きたかったレストランを予約しておくから、絶対来てよ。
シンシアさんも、この日が恋人の日だって気づいてなかったのかな? それとも……。
あの、お客様。どんな花をお探しでしょうか?
何やら深く考え込んでいるご様子…… もしかして、大切なお相手のことを考えていたとか?
ご心配なく! 当店は、老若男女問わずどなたにも似合う花を揃えております! お値段もお手頃ですよ、ぜひその方に合う一束をいかがでしょう!
純真さの象徴アイリス、優しさを示すチューリップ! さらには情熱的な愛を表す赤いバラまで……たくさん用意しておりますよ!
しかも、今日は恋人の日キャンペーン中なので、まとめ買いでさらにお得!
シンシアさんに何を贈ろうか……と何日も悩んでいたけど、 人気モデルのシンシアさんなら花束をもらう機会も多いだろうし、 他のものにしたい気がする。
そうですか、かしこまりました。 またお願いしま~す! お客様に、素敵なご縁がありますように!
さすが商売人、口がうまい……。 それにしても、何を贈ったらいいんだろう。
プレゼント探しを始めて既に半日経っている。 朝からずっと歩き回っていたこともあり、お腹がぐうぐうと鳴り始めた。
——これから、シンシアプロデュース、 チャリティーTシャツの限定再販を開始します! 先着順です、お買い上げの方は列にお並びください!
なんだ? 向こうの店から、めちゃくちゃ気になるワードが聞こえてきたぞ……?
そして、本日チャリティーTシャツをお買い上げの方には、さらに……!
さらに……?
シンシア直筆サイン入り限定ポスターをプレゼント!
うおおおお~~~!
シンシアさんの大人気ぶりは知ってたけど、まさかここまでとは!!
お腹の鳴りも、人混みも最高潮だ。 しかし! 今はやっぱり!
食事なんて後回しでいい、限定ポスターだって心の栄養だから!
とは言ったものの……。
やることもないし、 シンシアさんに電話して、ゲリラ販売の報告でもするか……?
こんなにも多くの人が、 自分が作ったチャリティーTシャツを求めているのを知ったら、彼女も喜ぶだろう。
並んでいるファンも、まさか本人と電話している人がいるなんて、 夢にも思わないだろうな。
嫉妬に狂った過激派ファンに刺されないためにも、しっかり声は抑えよう……
もしもし? ……どうしたの? さっきから周りの音しか聞こえないんだけど。 こっちは仕事を抜けて電話に出てるのよ? はっきり話さないと通話料もらうから。私の時給換算で。
そ、それだけはご勘弁を! えっと……シンシアさんが作ったTシャツのゲリラ販売があったんですよ。 今、その列に並んでいます。今日買うとサイン入りポスターがもらえるって。
ああ、その再販って今日だったのね。 前に聞いたわ、チャリティーTシャツの売れ行きが好調だって。
それにしても……サイン入りポスターが欲しいんだったら、 わざわざ並ぶことないでしょ? サインくらい、書いてあげるわ。
あなたねぇ……。 まあ、このところスタジオ撮影が立て込んでるのも確かだけど。 でも、今夜の予定は変えるつもりはないから、絶対時間通りに来てね。
はぁ……。あなたって、本当にしょうがない人ね。 でも、今夜の予定は変えるつもりはないから、時間通りに来てね。
レストランの場所は大丈夫? 後でもう一度送るわね。 今日は私のおごりよ、本当は前回の件の後にすぐお礼をしたかったんだけど。
……はい! すみません、すぐ行きます。 ……ごめんなさい、行かないと。じゃあまた後で。
シンシアさんが言っていた「前回のイベント」とは、 チャリティーナイトの直後に開催された、 好評だったオリジナルTシャツを初めて販売した日のことだ。
あの日は全てが順調だった。しかしゲリラ豪雨に見舞われ、 その場にいた全員が大わらわになったことを今でも覚えている。
真夏の豪雨、ぼやけたネオンサイン、慌てるスタッフたち、そして——
ダンボールを守るべく必死に運んで、 全身びしょ濡れになったシンシアさんと私。 私たちは、やむを得ず商品になるはずだったチャリティーTシャツに着替えた。
みんなのスターとペアルックになっていることに気付く余裕もなかったのだ……。
着替えた後も多少濡れたせいか、首元のタグがチクチクとしてかゆい……。 急いでたし、外す暇もなかったんだよな。
はぁ……。やっと終わったわ。
ねえ、さっきからずっと襟元が気になってるみたいだけど、どうしたの?
もしかして、私が着てる方を着たかった?
え? ……もしかして、タグかしら。
信頼してる業者さんに依頼したはずなんだけど……。
壁にもたれていたシンシアさんがおもむろに体を起こし、 私の前に立った。
まあいいわ。商品のクオリティチェックも、私自身の手でやるべきだったわね。
——どん。 背中が冷たい壁にぶつかり、彼女の濡れた髪の毛先が私の顔にかかった。
動かないで、どうなってるかまず見てあげるから。
シンシアさんの吐息がすぐそばに感じられる。 冷たい雨の日であるにもかかわらず、体温が伝わってくるようだ。
なんだか、頬とか気持ちまでむず痒い……。
その後、お礼に食事をご馳走するって言われたんだったな。
結構前のことなのに、今でもあの日の出来事は 細かいところまで鮮明に思い出せる。
あの……お客様?
申し訳ありません、前のお客様が最後の一枚をお買い上げになりまして……。 本日の分は完売となりました。
本当に申し訳ありません……! ですが、ポスターでしたら一枚だけ残っています。 こちらを無料で差し上げます!
そして、お詫びといってはなんですが、 近くのショッピングモールのクーポン券もお付けします!
なんだって!? そもそもポスター目当てで並んでたんだし、これはこれでアリなのでは?
思わぬ形でポスターと食事券を手に入れると、ますますお腹が空いてきた。 加えて、シンシアさんへの贈り物がまだ決まっていないことにも気付いた。 だったら……
いらっしゃいませ! 本日は恋人の日キャンペーン中です! ごゆっくりご覧ください!
さすがおしゃれなスイーツ店、ここもすっかり恋人の日の雰囲気だ。 シンシアさんへのプレゼントに適しているスイーツは……と見ていると、 なんとなく棚にある一番豪華そうなケーキが目についた。
さすがお客様、お目が高いですね! 今ご覧になっているのは、 「恋人の日」仕様のスペシャルケーキです。カップルにちょうどいいサイズで、 大切な方とお楽しみいただくのにぴったりですよ~!
見るからに、他のケーキに比べて格上の作りだ。 目に入りやすいように、意図的にここに置いてるんだろうな……。
でも、恋人の日とはいえ、カップル用ケーキって……。 いくらシンシアさんでも戸惑うだろうなあ。
そういえば、前にシンシアさんとスイーツ店に行ったとき、 こういうことがあったな……。
う~ん、素敵。焼き立てのお菓子の香りって、本当に癒されるわ。
今週の仕事も何とか乗り切れたし、ここは甘い物で自分を労わらないとね。
……あのね。
確かに、それはモデルとしてすごく大切なことよ。 カロリー計算も、一桁単位で厳密に行わないといけない。
でもね? 許される範囲内なら、自分の心を満たすことも大切よ。
過度な我慢でストレスを溜めていたら、 いくら表情作りがプロ級だったとしても、 カメラを通すと作り笑いに気付かれてしまうものよ。
そうよ。それで、今は心のエネルギーを回復させるときなの。 あなたをここに連れてきたのもそのためよ。
一人でスイーツを楽しむのもいいけど、 心のエネルギーを回復させるって目的なら、 やっぱりあなたと一緒がいいわ。
ふふっ、冗談よ。 ああでも、明日はCMのナレーション収録があるの。 糖分を摂りすぎると、声がかすれちゃうわね。
ええ。でもまさか、モデルが声の仕事をするなんてね。 発音の練習から始めるとは思わなかったわ。
母音から一つ一つ練習しなきゃいけないのよ? ……そういえば、最初の母音って何だったっけ?
口を開けて「あ」と発音すると、すぐに、柔らかな触感に続いて甘い香りが口いっぱいに広がった。
シンシアさんが、ケーキの上のクリームをスプーンですくって、 私の口に運んでくれたのだ。
そして目の前には、彼女の優しい笑顔が全面に広がった。
どう? 私が選んだ店、なかなかでしょ?
あの……お客様? ケーキはもうお決まりでしょうか?
店員の声で、私は現実に引き戻された。 なぜだか、カロリー制限に関することばかりが頭に浮かぶ。
今夜は一緒に食事する約束もあるし、 その前にカロリーオーバーでもしたら、シンシアさんはきっと困るだろう。
私は慌ててスイーツショップを後にした。 プレゼントはまだ決まっていない。時間は刻一刻と過ぎていく。
いったい、何がいいんだ……? 自分の好みとか、シンシアさん、何か言ってなかったっけ?
必死に記憶を辿るが、思い浮かぶことと言えば、 彼女と過ごした楽しい時間ばかり。
歯がゆい思いをしていると、 路面店のショーウィンドウに陳列されたパンダのぬいぐるみが目に入った。
そうだ、パンダ! シンシアさん、パンダが大好きだって言ってた!
これなら間違いない! 完璧なプレゼントだ!
そう思って、私は小走りで店に入った。
無事購入出来た。これで一件落着だ。 しかし、小さい子供ほどあるパンダぬいぐるみを抱えていている上に、 手にしたサイン入りポスターが折れないよう注意しないといけないので、かなり動きにくい。
そんな中、急に風が吹いてきて、ポスターが手のひらから逃げ出した。
逃げたポスターは地面スレスレの所を飛んだかと思うと、 突風に乗って舞い上がり、かと思えば急降下してくる。
ぬいぐるみを抱えていない方の手を伸ばしてポスターを掴もうとするも届かず、 私はさっと前に跳んで、地面をスライディングする羽目になった。
ちょっと、みっともないわよ、{var:player_nickname}。
私、いつも約束より早く着くようにしてるの。
この時間はどの道路も渋滞しているから、モノレールで来たわ。
そうよ、巻きで撮ってもらったの。
あなたを待たせたくなかったからね。
ほら、ぼーっとしている暇はないわ。行きましょう。
ふふっ、遠くから見てたけど、 私へのプレゼントだったんだ。ありがとう。
私の好みを完璧に把握してくれてるのね。 ……そうだ、お腹空いたでしょう? お店についたら——
あら、何?
……えっ。
と、当然気付いてたわよ! あの、経済効果目的の祝日でしょ……
うるさいわね、恋人の日だから何だっていうのよ。
恋人の日のプレゼントだなんて、よく言うわ……。
夕暮れ時の風が彼女の髪をなびかせた。 時間の流れが急にゆっくりしたものに感じられた。
近くを走るモノレールの走行音が、近づいては遠ざかっていく。 それでもシンシアさんの言葉だけが、何よりもはっきりと聞こえた。
わたしこそ、いつもありがとう。
そういった彼女の目は、幾分かの、しかし確かな優しさが宿っていた。
まずは腹ごしらえだ!
ダブルバーガーに一口かぶりつく。 旨みたっぷりの肉汁がソースと混ざり、指の間からお皿に滴り落ちた。
旨い、温かい、お腹も満たされる…… 半日で溜まった疲れが取れていく。
賑やかな通りから家に戻り、温かい布団にもぐりこんだ。
大きくあくびをしたのに、まぶたがどんどん重くなっていく。 何か、大切なことを忘れているような……。
再び目覚めたとき、スマホの時計は17:00を示していた。
……しかも、窓の外はもう夕焼けの色に染まり始めていた。
さらに、恐ろしいことに、シンシアさんからの不在着信が三件もあった。
やばい! 急がないと遅れる~!